[塾長ブログ]これからの学習支援事業の存在意義とは??

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皆様、御世話になっております。

STUDY STUDIO代表の服部です。

 

ここ数年、あらゆる業界が凄まじい勢いで変化しています。

それはAIが普及したからではなく、生活が変化したからだと思います。

教育は大人になっても必要となる、いわば「生活の根幹」の1つではないでしょうか。

勉強をするにも倫理観の教育が必要ですし、文化の発展には知識の教育や個人の尊重が必要です。

そういったものを総じて「教育」だと私は思います。

その教育にも昨今、変化の時代を迎えています。

 

 

どのように変化をしているのか??

それは「一般入試中心から推薦入試中心の受験」への変化です。

2023年度は約40%の受験生が推薦入試を経て大学に進学しています。

国公立大学はまだ20%も満たない程度の受験方式ですが、これからまずますシェアを拡げていくと考えております。

推薦入試は学校が主に関与してくる制度ですので、「学校の勉強さえ頑張っていればいい大学に合格出来る」と考えてしまいます。

こうなると、学習塾や予備校って必要無くなってしまいますよね??

ですが、学習支援は今後も違う側面で必要になってくると私は思います。

「受験対策を行う予備校」の存在意義を再度考え直さないといけません。

 

学校と塾って「勉強する場所」という認識が広く、塾が「学校の補助的役割」と考えている方が多いのではないでしょうか?

そもそも、そこに問題があります。

学校とは「集団生活を営む場所」であり、塾とは「自己の成長を促す場所」です。

 

学校では学祭や修学旅行や部活動など「皆で行う行動」はここでしか得られない経験となります。

学校生活では学業以上にこういった活動の方が大切ではないかと思うのです。

学校での授業は入試とはかけ離れた基本的な内容で、そこに従事しなくても何とかこなせる学生も多い事でしょう。

だから、学校での学問で人間性の成長はあまり見込めないのです。

 

日本の塾は主に「受験対策」や「個別指導」を謳い、「学校の延長上」という立ち位置にあります。

しかしながら、学校でやっている事を塾でやっていては意味がありません。

ただ勉強をするのであれば、学生達に教材を与えてその理解度や進捗を計る「武田塾式」で十分です。

でも、よく考えれば「自分で出来る事を塾に頼る」のは腑に落ちません。

 

私達STUDY STUDIOは学校では得られない「なりたい自分の発見」を主体的に出来る環境を整えています。

成績が良い学生ならば、その能力にプラスαで自分の知らない世界や自分と出会ったり。

成績が悪い生徒ならば、己の得意を活かして新しい能力を開拓する事で違った景色を発見したり。

これらは学校の教育システムではおおよそできない物事なのです。

それは、やはり日本の教育レベルが低いというのもありますが、学校の先生の多忙さやクラス制の指導体制も理由に挙げられます。

しかし、このような教育を行っている学習塾や予備校もない。

全て本人任せとなってしまい、だから「新しい自分の発見」が出来ないのです。

 

日本の教育と欧米の教育は教育水準に大きな格差があります。

まず1つに18歳までの教育です。

日本は小学6年、中学3年、高校3年の12年間ですが、欧米は小学6年、中学1年~2年、高校4年~5年の12年間です。

子供は14歳頃に心の大きな変化を経て、大人になっていきます。

欧米では14歳~18歳の5年間を「自分を見つける時期」として長い時間を設けて、そこに不必要な負荷を与えることなく自己と向き合える教育を行っています。

次にクラス内の人数です。

日本は地方過疎地を除いて、ほとんどの小中高が30名~40名程のクラスで担任と副担任の2名で管理をします。

欧米では小中高が8名程度の少人数のクラスで担任は1名で管理します。

日本は「皆一緒がイイ」という価値観が古来より続いており、その価値観から逃れる事は難しい。

欧米では「個性を尊重する」という価値観から教師が生徒と向き合える時間を多く設けています。

欧米の教育システムでは教師が多く必要となりますが、教師の負荷が少ないため日本ほど教師不足が深刻ではありません。

最後に学力試験制度です。

日本では「定期テスト」と「入試」の2つの試験が学年が進むにつれ課せられます。

定期テストは年間4回~5回、入試は18歳までで2回~3回程度で、それぞれは各学校によって異なります。

欧米では定期的なテストはありますが、期間中なら何回でも受験できる試験で日本の定期テストとは異なります。

それは学校が作るのではなく国の文部科学省が識者と共に作成し、そのアリエーションは100万通り以上もあると伺っています。

つまり、日本の定期テストの様に「試験範囲が決まっていて過去問ある」という対策は出来ないという事です。

そのような試験が定期テストレベルと実力テストレベルの2種類があります。

それらを合計年間8回程度受験して、その成績で受験する大学が決まります。

 

どうですか?

欧米では、教わる学生の個性を育て、教える教師の負担を軽減し、皆が同じ基準で判断されるように国が試験をする。

日本のような曖昧な教育で初めから格差が生じているような事はありません。

しかも、日本は「大学に合格する」とをゴールにしてしまいがちです。

本来なら「どのような自分になりたいか」というビジョンから逆算するのものですが、そのような指導をする教育者がいないのが日本の現状です。

だから、そのように考える学生も少なくなっています。

 

ものが何もなかった時代、私達は「こういう物を作りたい」と考えて行動してきました。

そういう考えが必要なのは今も変わりませんが、考えにくい時代です。

だからこそ、憧れがあった時代にどうしてそう考えたのかを伝える教育者が必要で、それを私的機関の学習支援事業がおこなっていく必要があります。

[塾長ブログ]国公立大合格に必要なあれこれ。

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本日はSTUDY STUDIOのホームページをご覧いただき誠にありがうございます。

STUDY STUDIO 代表の服部です。

 

当校はいつの間にか「国公立大学受験対策を行う予備校」として定着してまいりました。

ですが、私共としては拘っているわけではないのです。

おそらく私共が大切にしている理念が国公立大入試に精通しているのではないかと自負しております。

では、国公立大学に合格する為に必要な能力とは何なのでしょうか??

本日は新年度早々という事もあり、そのご説明をさせていただきます。

 

 

必要なものは3つあります。

 

1つ目はどんな事が起こってもブレない気持ちです。

人は困難にぶち当たった時、戦うか逃げるかの選択を迫られます。

授業の内容が全く解らなくなった時。成績が思うように上がらない時。楽な選択肢が出来た時。

人はどうしても楽な方法を取りたいと考えるものです。

もし国公立大学に合格する受験生が「選ばれし者」であるなら、それは「逃げなかった者」です。

約60万人の受験生の中から10万人しか合格しない、共通テストと2次試験の2つの試験は乗り越えないといけない大きな壁です。

そんな壁を簡単に乗り越えようなんて、当校は神様ではありませんので楽なレールは一切引いておりません。

寧ろ困難な事ばかりを課し指導も厳しいものとなっています。

それでも、「合格したい!」という1つの信念を持って取り組む者のみが勝ち取れる栄光が「国公立大学合格」だと思います。

更に、苦しい状況を経験した学生は多少の困難にはびくともしない強い精神力が育っています。

社会に出て、誹謗にさらされても己の信念を曲がることなく未来を歩めます。

 

2つ目は準備・対策を行う為の十分な時間です。

倍率6倍の世界を簡単に合格出来るわけがなく、受験では高校3年間の単元から無造作に出題されます。

国公立大学では沢山の問題を解きまくって類題が出題されることを狙う「数打ちゃ当たる勉強」は大抵通用しません。

入試問題作成者は基本的な内容から発展的な内容まで、受験生の思考力を客観的に評価できるように試行錯誤して問題を作成しています。

作成者が知恵を振り絞って作った問題がそんな簡単なわけがありません。

一見簡単そうに見えるのに、実は繊細な問題だったというのはよくある事なのです。

そして、「数打ちゃ当たる勉強」で解けた問題は大抵、他の受験生も同じように解けています。

つまり、点差が付かないので合格を判断する問題とはなり得ません。

国公立大学の対策は「たくさんの問題を解く」のではなく、「じっくり問題と向き合って解く」事が重要です。

問題の目的や意図、どのような解答を作成して相手に伝えるのか。また、どんな解答だとダメで、それはどうしてなのか。

ただ問題を解くだけでは準備出来ない対策が必要なのです。

 

3つ目は一人で頑張らないという事です。

高校生は大学受験をしたことがありませんので、どのように勉強すれば合格出来るかなんて解る訳がありません。

学校の先生も学校が入試に関与できる場面が推薦入試程度ですので、2次試験や共通テストの実態は十分に理解できていない事が多い。

ご両親も自分の出身大学ならまだしも、それ以外には疎いのが普通です。

だから、当校のような専門予備校を頼って欲しいのです。

もちろん頼れば費用がかかってしまいます。それも、十分に対策をすれば莫大なものになります。

ですが、時間と気持ちがある学生ならば、あとはノウハウを授ければ限りなく合格に近くなります。

そのノウハウは教わらないと不安だし、教われば自信になります。

解ってはいるけど、どうしても「予備校の費用」は節約したいと考えてしまいます。

本当に無駄なのは想いを実現する意志のない予備校に投資をしてしまう事です。

予備校とご両親は受験生と3人4脚になって進んでいかないといけないのに、予備校は何もしてくれないというのはよくある事です。

それなら1人でしているのと同じに感じて、予備校の費用が無駄に感じてしまいます。

 

総じてお伝えすると…

「志望国公立大学を明確に持って3年間をSTUDY STUDIOで勉強すれば合格する可能性が高くなる」

と私は自負しています。

よく高3で当校の門を叩き、「頑張るから何とか合格させて欲しい」とご要望をいただく事がございます。

しかし、高3から準備をすると3年間分の準備を1年未満で行わないといけない状況になり、当然パンクをしてしまいます。

学校の成績や模試の結果がよいとかは全く関係御座いません。

どれだけ志望国公立大学の準備が学力となって反映されているかは当校のテキストとディスタではっきり解ります。

これまで東大・京大に数多く輩出しておりますが、その誰もが始めは全く出来ていませんでした。

時間をかけて自分と向き合いしっかり準備をする事がいかに大切か。

これまでの受験生を通じても痛感出来ます。

 

 

 

[お知らせ]2024年度指導実施中!そして総合型選抜対策コースが明らかに!!

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本日はSTUDY STUDIOのホームページをご覧いただき誠にありがとうございます!

 

2024年度指導が4月1日(月)より始まっております!

今年度からテキストの掲載問題数が1講座当たり2~4題程増加しております。

その理由は!?

今後開設されます「国公立大総合型選抜対策コース」の指導カリキュラムに準ずるためです。

そうなんです!近い将来、当校に新しいコースが誕生します。

 

当校の総合型選抜対策とは??

当校では現在、共通テストと国公立大2次試験の対策を十二分に行えるコースをご用意しております。

国公立大学の総合型選抜では社会的課題に関する指導や自己実現の計画など、学力以外の能力も問われます。

共通テストと2次試験の実力を高2の3月までに完成させ、高3の受験までに表現力と自己実現力の強化を行う。

その為に新たに当校の指導カリキュラムを編成するコースが「国公立大総合型選抜対策コース」です。

 

総合型選抜の学力試験は2次試験程難しい問題が出題される事がなく、更に英語と数学のみの場合が多い傾向があります。

当校の高3レベルのテキストでは難易度が高く、高1・2生レベルのテキストが適していると判断しています。

しかし、現在のコースでは高3からご入塾いただくと高1・高2の講座は受講いただく事は出来ません。

だから!

高3生でも総合型選抜対策コース生のみ、高3生だけで受講できる高1・高2総合講座を設置します!

もちろん!総合型選抜対策コース生でも2次試験も見据えて当校のS講座を受講いただいても構いません。

高1・高2総合講座では受講認定テストは設ける予定がございません。

ですので、国公立大学の標準レベルの問題に手軽に取り組めるというメリットがあります。

 

総合型選抜対策コースでは「入試総合講座(仮)」として学力とは異なる対策を行います。

その内容は…??

①社会的課題の議論と解決策の導き方  ②小論文対策  ③自己実現力の強化  ④有効な検定試験対策

などが該当します。

①と⓶については少人数指導を行いますが、③と④に関しては完全個別指導となります。

受験生の志望大学に合わせた最も適した対策を行う事で総合型選抜という合格の難しい試験でも合格出来る

総合的な実力養成を行います!

 

コース開講は2025年4月!

高1・高2からご入塾いただくと「高1・高2総合講座」の受講が不要となり、高3の時期に「入試総合講座」のみの受講で

更新いただく事が可能です。

逆に、高3からのご入塾では「高1・高2総合講座」と「入試総合講座」が必須の申込となります。

国公立大2次試験も意識した受験をお考えの場合、受講講座数が多くなる、もしくは受講時間が重複してしまう可能性も

出てしまいますので、総合型選抜対策は高1・2生から行っていただくと良いかと思います。

 

 

[コラム]総合型選抜がいいってホント??

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皆さん、こんにちは。

STUDY STUDIOの正源寺です。

 

受験業界は現在、変化の最中にいます。

それは「学力重視」より「人物重視」に変化しつつあるという点です。

その証拠として、「総合型選抜」と「推薦型選抜」の入試シェアの増加です。

国公立大学では総合型選抜のシェアが10%を超えており、推薦型選抜が20%程度、合計で30%程度のシェアです。

私立大学では総合型選抜が30%、推薦型選抜が40%、合計で70%程度のシェアに上昇してきています。

これから広く利用されるであろう、「総合型選抜」と「推薦型選抜」。

そのメリットとデメリットに迫りたいと思います。

 

これまでも沢山の学生達が利用してきた「推薦型選抜」は学校型と公募型があります。

殆どの受験生は学校型を利用し、専願として出願する事で非常に高い合格率で受験することが出来ます。

公募型は言わば自己推薦。学校型と大きく異なるのは「学校長の推薦がある」という点です。

私立大学はここ数年、学生不足にさらされています。

一般選抜で沢山の受験生が試験に臨みますが、本学に必ず入学してくれる保証はありませんから「合格者数=学生数」とはなりません。

学校型なら「合格者数=入学者数」と必ずなりますから、生徒不足に直面している大学側としては安心です。

推薦入試は学校での成績が大きく影響してきます。

成績は学校によって基準が曖昧で、学校推薦に力を入れている高校の成績は定期テストの点数が60点程度で5をくれる学校もあります。

それに比べて、有名進学校は60点程度なら3となる場合もあります。

学校の成績は学校が決めるもので学力に伴った明確な基準がある訳ではありません。

だから、大学に入学してから授業についていけないという状況に陥る危険性が高いというデメリットがあります。

 

名前は広く知られてきてはいますが、詳しくは知らない「総合型選抜」。

では、その実態はどのようなものなのでしょうか?

まず、知って欲しいのは「推薦型選抜とは異なる」という事です。

それは「明確な合格基準がある」という点です。

ですから、当然のことながら不合格者の方が多くなります。

学校推薦は指定校推薦制ですので、大学側が高校に対して生徒を募集しないと受験出来ません。

それに比べて、総合型選抜は「○○高校から最大〇名」といった感じで、高校側から大学に応募することが出来ます。

受験資格は「内申平均4.0以上、各種検定の合格実績、TOEIC、ボラティア活動、国際大会成績、近隣居住」など多種多様です。

試験内容は「学力試験・小論文・面接・グループディスカッション」などがあります。

学校の成績はまだしも、TOEICや国際大会での成績など、普通の学校生活を送っていては経験する事のない資格が必要です。

その準備には長期的な展望が必要で、一朝一夕とはいきません。

ですが、小さい頃からやりたい事があり、それを目標に準備してきた学生からしたら目から鱗です。

 

試験内容も学力が必要という点が「成績不振では合格出来ない」理由となります。

更に、大勢の前で自分の意見を自信を持って言わないといけません。

また、社会的課題に対する自分の意見を小論文という形で客観的に判断されます。

自分の意見を誇張する事が苦手な高校生が殆どの日本で、この試験はハードルが高くトレーニングをしないといけない試験となります。

そういった面で「総合型」というのが相応しい名前だと僕は思います。

 

推薦型選抜では大学に入学する意志さえあればほぼ合格は確定します。

その準備はただ学校生活を一生懸命にするだけという至ってシンプルな行動ですが、誤った受験をしてしまうと高いハードルを課せられることがあります。

総合型選抜は自己意欲が重要で、その表現力と社会的課題に対する意見が必要です。

従来のAO入試よりハードルが高い入試になっており、合格基準がある為思い付きの対策ではいけません。

多方面から十分なトレーニングと対策を練る事で志望校合格の他に自己実現の場を得る事が出来る入試方式です。

 

当校では2025年を目処に「国公立大学総合型選抜対策コース」を開設します。

現在の高1、高2生であればそのカリキュラムに沿った指導を受講する事が可能です。

もしよろしければ、当校での対策をお考えいただけると幸いです。

 

 

[塾長ブログ]私が褒めない理由。

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本日はSTUDY STUDIOのホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。

塾長の服部です。

 

「褒めて伸ばす」という教育方法をよく耳にします。

「すごい!よくできたね!」のような言葉をかけて、子供や学生にやる気を出してもらう。

私も褒めてもらえばとても嬉しいし「頑張ろう」という気持ちが芽生えます。

それはよく解っています。

ですが、私は最後の最後まで生徒を褒めないようにしています。

それにはちょっとした理由があります。

 

子供はよく怪我をしますが、その分治りも早いです。

それはどうしてか解りますか?

私はこう思います。

「何度もけがをした分、その痛みを知る事が出来る。人は痛みを知った分、他人の苦しみを理解する事が出来る」と。

だから、治る怪我なら沢山した方がいい。

怪我をしたら治療しないといけません。その治療が「褒める事」ではありません。

私は、出来たことを褒める事が出来ますが、出来ていない事を指摘する事も出来ます。

出来たことは一瞬で終わってしまいますが、出来ていない事は繰り返されます。

出来ていない事が出来るようになる、それが当事者にとって一番嬉しい事ですよね。

「よく出来たね!」って当事者にとってはものすごく心に響く言葉だと思うのです。

だからこそ、安っぽい褒め言葉は言わないようにしています。

人生が大きく変わる瞬間、私の褒め言葉が一生の思い出になる様に。

そんな想いを込めて、合格報告をいただいた時は心から「おめでとう!本当頑張ったね!」と伝えています。

 

医師が「命を守る職業」なのであれば、教育者は「人生を守る職業」です。

ここでいう「教育者」は「教師」や「講師」とは異なります。

教師は教育委員会の言いなりの職業であり意志が反映されません。そんな職業が学生の未来を切り拓くのは難しい。

講師は各教科の指導に従事するのみで、学生の人生を考える事は行いません。

私は「出来る事を伸ばす」ように生徒に促し、私達は「生徒の出来ない事を指摘する」ようにします。

生徒は出来る事を頑張る事で個性を伸ばす事が出来る。

私達が出来ない事を指摘し、それを出来るように動く事で出来る事が1つ増える。

それによって「人生の選択肢」が1つ以上増えるのです。

そのような活動をしている職業を「教育者」だと考えております。

 

私は1人の「教育者」です。

生徒の選択した道程が限りなく生徒を幸せにする選択であるように。

その選択を沢山の選択肢の中から選択できるようにしてあげる事が最大の目標です。

褒める事は建前上は沢山の褒めがあれば沢山のチャンスが増えると考えてしまいますが、子供達はその中から1つに絞ってしまいます。

つまり、選択肢を1つにしてしまい可能性が生まれません。

だから、私は褒めないようにしています。

 

私のこの選択が沢山の生徒達の気づかなかった可能性を生んできました。

個性は十人十色なら、人生も十人十色です。

その1人1人の人生を守る事が私の褒めない理由にあると自負しております。

[コラム]推薦入試が招く現実とは?

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本日はSTUDY STUDIOのホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。

 

受験も残すところ国公立大学後期日程の合格発表を待つばかり。

多くの方は来年の受験に向けて準備をしようと動いている頃かと思います。

一般入試で合格する為に入試問題の対策をするのか。

学校の成績が平均4以上あるから指定校推薦で少しでもいい大学に楽に合格しようか。

当事者からみれば後者の方が安心できるので気持ちはわかります。

この選択をする受験生の多くは「その大学の学力に達していない」という共通点があります。

学力が低い学生が無理にいい大学へ行こうとするとどうなるのか?

それに関する記事も見つけましたので、ご覧ください。

 

<指定校推薦枠入試に関する記事>

学力が低いのに「早稲田」に入学できてしまう学生も…大学受験を“不公平なシステム”にしてしまった「指定校推薦枠」の功罪 (msn.com)

 

まず、国公立大学の推薦入試についてお話ししましょう。

 

国公立大学の推薦入試は学校推薦型は専願、自己推薦型は任意となります。しかし、合格すれば大抵の受験生は国公立大学に進学します。

ハードルの高さですが、国公立大学は各高校から1名で募集人数を超過して合格する事は殆どありません。

例えば募集人数が10名とあれば合格者数が8名だという事はよくある事で、最高で12名程度の合格者しか出ません。

倍率は4倍を超えるもので、学力を求めると同時に素養まで求めるので一般入試よりも難しい場合が多いです。

 

では、私立大学に指定校推薦枠入試で合格したらどうなるのか?

まず、専願受験となりますのでその大学に必ず入学しないといけません。

必ず入学してくれる学生をまんまと取りこぼすのはもったいないので大抵合格します。

入試では学力を必要としない場合が多く、審査は学校の成績(平均4以上あるか)だけで決まる事があります。

ここで大切にしてほしいのは、大学で一緒に学ぶ学生の7割程度は一般入試を乗り越えて合格している学生です。

つまり、高校全課程における履修課程はすべて大学が求める範囲を超えているという事です。

ですが、私大の指定校推薦合格組は違います。だって、成績が低いからそれを受験したのだから。

その結果、授業についていけず成績が悪くなり留学・退学したり、やる気のない学生が生まれます。

 

国公立大学は適切な対策を行わないと合格する事が難しい試験です。

共通テスト対策、2次試験対策。どちらもただ問題を解いただけでは成長に限界があり、専門予備校を頼ります。

だから、当校を頼って欲しいと思うのですが・・・。

予備校に通うという事はその分お金がかかるという事。

そんなお金があるならば私立大学1年分の学費に費やそうと考えてしまいますよね。

では、4年間とその後の費用対効果についてお話しさせて下さい。

 

自宅から通える私立大学に通学する場合、私大の平均学費が130万円程度、施設費宿の諸費が30万円程度です。

つまり、4年間で理系ならば640万円程度かかってしまうという事になります。

これに定期代、交際費、ゼミ合宿費などを合わせると800万円程度を予想していただくと余裕があるかと思います。

これだけ費用を掛けても劣等生の状態では学んでいる事に精が出ません。

国公立大学であれば、4年間の学費が全て込みで260万円程度です。

この金額は学生自身がアルバイトで月7万円貯金すれば支払える金額です。然程、厳しい金額ではありません。

下宿しても月10万円程度の仕送りが平均ですので、4年間で480万円。

併せても740万円で私大の費用と然程変わりません。

国公立大学は研究が盛んなので2回生の後期から研究に携わる事が出来ます。

それがとても面白いので、学ぶ事に積極的な学生が多いのが特徴です。

 

その違いが最も大きく表われるのが社会人になってからです。

32歳までに役職に就くのが国公立大出身者は80%以上なのに対し、私立大は40%程度。

32歳地点での平均年収も国公立大は600万円に対して、私立大は320万円。

早大、慶大、MARCHや関関同立の一般受験合格組が底上げをしていると考えるとそれ以外は絶望的です。

高校生時代に国公立大対策をして、ものすごく費用がかかっても、10年程度でそれが財産になる。

そう考えると、高校時代に必死を勉強するという事は将来につながる事が解ります。

ちなみに、平均年収第1位は東工大、第2位は三重大なんですよ。

 

長期的にみると、学力は生活資金に変わることが解ります。

楽して私立大学へ進学してもお金がかかるだけで、その対価は殆ど得られず負の恩恵を残したままになります。

苦労して国公立大学に進学すればその時は受験対策にお金がかかってしまいますが、必ずよい大学に進学できます。

そして、将来が明るくなってきます。

学業とは本来、そうあるべきだと私は思います。

 

[塾長ブログ]これから必要なSDGsな教育。

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皆様、御世話になっております。

STUDY STUDIO代表の服部です。

本日は当校のホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。

 

先日、県内で交友のある学習塾経営者の方から私と同じ考えを持った方々の議論の動画をいただいたので

皆様にも「服部代表とはどんな人間なのか?」を知っていただける機会になればと思い、添付させていただきます。

 

<成田兄弟と堀江の教育に対する問題点>

Bing 動画

 

突然ですが、皆様はどうして受験をするのでしょうか?

進学をする為ですか?上場企業に就職する為ですか?資格を取得するためですか?

私はそのどれもが間違っていると考えております。

私の個人的な意見になりますが「やりたい事を続ける為」という理由が受験の理由には必要なのではないでしょうか。

 

昨今では「やりたい事を見つける為」という理由で進学を考える程、日常に飽和な学生が増加してきております。

それは生活空間での他者からの影響もありつつも、自分の問題であるから自分がいる環境からの影響の方が大きいかもしれません。

私もホリエモンも「学校の授業はくだらない」という考えの持ち主でした。

ホリエモンは「簡単すぎるし意味がない」と考えたのかもしれませんが、私は「意味が解らないから」という理由です。

私もホリエモンもとても好奇心旺盛で精神力が強い人間なのかもしれません。

「諦めたらそこで負け」、スラムダンクの安西先生ではないですが多少の苦労はエンジョイしてしまう性格です。

楽観的??いやストイックすぎる程自分に厳しい様に感じます。

他人には「そこまでしなくても…」と言われるくらい追求心が強く、だからこそ当たり前の様に難関大学に合格させられる。

これが当たり前だと思っているので、生徒には「気持ち悪い人」などと形容される事もあります。

 

学校は教師1人に対し学生30名程度ですから、生徒全員の事を教師が考えるのには無理があります。

私1人で生徒10人の管理をする事は尋常ではない位大変でした。

授業はもちろんの事、生徒個人の特性理解、特性を活かした進路の提供、保護者面談など。

当校は大手の様に数字で個人を判断したりしませんので、より具体的に生徒を知る為に生徒やご家族と接する時間が多い。

その分、限られた私の時間も必要となりますのでパンクしますよね。

それは学校の先生も同じなのです。皆、公平にするならば1日に費やせる時間なんて4分あるかどうかではないでしょうか。

 

学習塾も個別指導や少人数指導が増加しておりますが、実は「個人に合わせた」というより「個人が合わせる」の方が強い指導

が現在の「個人適応型」です。そうなってしまうのは「担任制」という学校と変わらないメンバーシップ制度だからではないでしょうか。

どの学習塾もそうですが、決まった教材を生徒1人1人のレベルに合わせて配分して取り組むというのが一般的。

それを確認テストなどによって数値化する事で習熟度合いを判断する。

更に担当の先生は生徒1人のみを受け持っている訳ではないので、学校の先生の様に真剣に仕事をしていれば同じくらい激務です。

だから、担当生徒数は少なめでただテキストの内容を教えるだけの学生講師が多いのが現状です。

やる気のない先生から学んでもやる気は生まれません。

学習塾は講師の指導研修は行えど、講師の教育研修は行いません。(当校は行っておりますが・・・)

客単価を低くしている為、講師の質が悪いのです。

 

学校で優劣が付いてしまうから、出来る限り良い中学・高校・大学へ進学してほしい。

良い中学・高校へ進学すれば良い大学へ進学できるチャンスがある。

良い大学へ進学すれば、大手上場企業に就職して安定した生活を手に入れる事が出来る。

これが一般的な考え方だと思いますが、これが負の連鎖を生んでしまった思考でもあります。

 

だから、私はこう考えます。

『小学生は経験が大切。いい事も悪い事も沢山経験して良し悪しの判断を出来る子供になってほしい。

親は子供を叱る事を教育と考えてしまうが、親も子供も1人の人間以上の価値は存在しない。

怒るのではなく、自身の経験から提案をする。「~してみよう」は褒め言葉です。

中学生は理解が大切。まずは沢山の人と話をしてみよう。皆とする目標を育てる。

自分では解決出来ない事も皆でやれば解決できるかもしれない。仲間はこの頃の財産になる。

自分を理解する事を大切。いろんな事にチャレンジして失敗して「悔しい!」と思える事は興味のある事。

そういう興味を探すのも中学生には必要です。

高校生は人生の選択を迫られます。だから、自分を考える、思考が大切です。

今漠然と抱いている「~になりたい」という事を具体的にしてみよう。

「どうしてなりたいの??」「なったら何がしたい?」 などその先も一緒に考える。

それを助けてくれるのは同じ事を考えているこれまでの仲間達や人生の先輩達。

「自分を見つける」という旅の思考をする事が大切です。

大学では自らの想いを成し遂げ、そして自分にしか出来ない新しいものを創造する事が大切です。

気持ちが本物ならどんな困難でも笑って乗り越えられる。

無理だと思ったらまた新しい物を考えればいい。

この頃にはすでにそれが出来るだけの人間になっているはずだから。』

 

当校はこのような考えを実現するべく、私、卒業生、生徒、保護者様と一緒に歩んでおります。

その目的は「今の子供達が新しい未来を自力で歩んでいけるように」。

そして「今後生まれてくる子供達に未来を残せる若者を育てる為に」。

これは私1人では出来ません。

だからこそ、当校は皆様と歩んでいく教育施設でありたいと考えており、口が悪くてもホリエモンとは考えが似ていると感じました。

 

[塾長ブログ]2023年度指導を振り返って。

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皆様、御世話になっております。

STUDY STUDIO代表の服部です。

 

毎年の事ですが、合格発表日が一番緊張してしまいます(笑)。

合格の為に対策を入念にしてきたつもりですが、受験するのは生徒達です。

私が心配しても結果は変わらないかもしませんが、生徒の不安を半分背負って1年間勉強と向き合っています。

だからこそ、試験当日も合格発表も生徒と同じくらい緊張してしまいます。

 

思い返せば去年の3月。

いつも通り新規入塾生が集まるのだろうと思いながら着々と新年度の準備をしていました。

しかし、3月末になっても入塾生は0名。

残ったのは当校でずっと一緒に学んでいる生徒2名だけでした。

高3生はもちろんの事、高卒生、高1・2生、中学生、どの学年も集まりませんでした。

全コース合わせて2名です。泣けてきますよね。

 

当校だけがこのような事態に陥っている訳ではありませんでした。

どの学習塾・予備校も生徒不足という窮地に陥っており、校舎閉校や講師待機という対応せざるを得なくなって

しまった年であります。

 

2023年度は世の中も激しい変化の渦中で、当校も社会の時流に合わせて指導を見直す年となりました。

 

さて、2023年度の指導の成果は、無事合格を勝ち取る事が出来ました!

よくご質問いただく事がございます。「合格した生徒達は皆、最初から賢かったのでしょ??」と。

確かに、結果だけを見れば東大・京大に多数合格しているのだから有名進学校の上位の生徒達が通っているのだと

思われても仕方がありません。正直に申しますと、それも事実の1つです。

ですが、それが全てではありません。

 

実は、私が知る限りでは欠点を持った状態で入塾する生徒ばかりです。

「得意」と言ってもただ暗記が得意なだけで学問的思考力や知識の活用方法を知らなかったり。

暗記で終わってしまって、気が付くと「忘れてしまう」という不安と隣り合わせになっている生徒が多くいます。

 

「意志のない」という点も昨今では欠点の1つになるのではないでしょうか。

未来へのビジョンを明確に持っておらず、「やりたい事がないから大学へ進学する」というひと昔前ならまかり

通った理由が昨今では「やる気がない」という評価になってしまっています。

「個性を尊重する」時代に近づいている一方、「やる気が欠落している」時代に近づいているのです。

 

当校の生徒はそんな「今どきの若者」の一人の状態で入塾します。

「○○大学に合格したい」とは言いつつも、その理由は「都会に住みたい」や「友達と同じ志望校だから」という

自分とは関係のない理由ばかりです。

そんな彼らが「○○がしたい」という理由で大学を選ぶようになります。

大学側からすればやる気がある生徒が集まり大変感謝をいただいております。

私が定期的に国公立大学を訪問した際に当校の生徒の活躍の声をいただき大変嬉しく思います。

私達はそんな「普通の高校生」が「将来期待される高校生」に変化を遂げるお手伝いができ大変光栄に思います。

 

そんな私達も新しい年度を迎えようとしています。

そして、2024年7月22日で当校は10周年を迎える記念すべき年です。

私達はこれからも、未来ある学生達の将来が輝くように全力でお手伝いをさせていただきます。

 

皆様、今後ともSTUDY STUDIOをよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

[お知らせ]2024年大学入試 合格実績のご報告。

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本日はSTUDY STUDIOのホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。

 

国公立大学入試前期日程合格発表を持ちまして、当校の受験生2名の受験が終了しましたのでご報告させていただきます。

当校の2023年度合格実績は下記の通りとなります。

 

<国公立大学>

京都大学 工学部 1名  理学部 1名

<私立大学>

早稲田大学 理工学部 2名  東京理科大学 薬学部 1名

同志社大学 生命医科学部 1名  立命館大学 薬学部 1名

[塾長ブログ]2024年度国公立大学前期日程化学 旧帝大の問題を比較しました。

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皆様、御世話になっております。

STUDY STUDIOの服部 智仁です。

 

2024年2月25日・26日に国公立大学入試前期日程の筆記試験が終了しました。

受験生は大学受験対策の1つの方法として過去問対策を実施します。

しかしながら、その大学で出題された問題は今後長期間、同じ大学で出題される事はございません。

志望校の対策をするならば、他の大学の入試問題を参考にするのが有効な方法だと考えております。

ただ当てずっぽうで研究しても意味がありません。

実際にどのような問題が出題されていて、どんな対策をする事が近道なのか。

志望校の対策を教えてくれるのは、他校の入試問題だったりします。

 

最近の化学の出題傾向を一言で言えば「思考力を問う入試」になっている事です。

例えば、これまでは東京工業大でしか出題されなかった「~から全て選べ」という問題が東北大や名大、九大でも出題されるように

なってきました。東工大は「1つまたは2つ」なのに旧帝大は「それ以上ある可能性」を含んでいるという難易度の高い問題です。

つまり、「俄か知識では正解できない」という正確な知識と自信が必要になります。

それを身に付ける為には丁寧な整理と、化学現象の思考が必要となります。

それと同レベルの論述は東大と阪大で出題が保存されています。

だから、思考力を問う問題が増加傾向にあると考えられます。

 

 

どの大学も概ね大問4題~6題となります。

東大や北大は大問にⅠ・Ⅱの2題がある為、分野別にすれば大問6題と同じ構成になります。

今年の入試問題では東大と京大がヘンリーの法則を出題しており、九大ではラウールの法則が出題されるなど受験生にとって盲点と

なってしまう単元から出題されている事が気になりました。

更に京大で出題されたジアゾ化や阪大で出題されたモルヒネ、東北大の過去問のバイヤー・ビリガー酸化のような「目新しい問題」は

全て消失していました。

全ての大学で難易度は易化の傾向にありました。

しかし、それは過去問研究をしてきた受験生からしたら大きな誤算なのです。

得点を獲らないといけないという事はそれだけプレッシャーがのしかかるという事です。

決して簡単ではない問題で70%程度を獲得しようとするのは時間という自分ではどうしようもない負荷がかかります。

 

どの大学も理科は2教科で150分。

つまり単純計算で1教科75分は配分出来るのですが、それが短いと感じた受験生も多いのではないでしょうか?

実はそれが正解なのです。

殆どの受験生は得意教科に時間を割くように考えると思いますが、化学に時間を割く事はお勧めしません。

物理の方が点差が生じやすい内容ですので、物理に時間を割き、化学は解きやすい問題から攻める。

実は、旧帝大では計算問題の出題率が増加傾向にあります。

計算問題は40%程度の出題率。京大や東北大は計算過程も明記しないといけません。

裏を返せば、それ以外なら60%程度の得点率。これを全て正解する事はほぼ不可能です。

 

旧帝大の入試問題から学ぶ来年度の受験対策。

その1つに「計算力の強化」が挙げられます。

また、無機化学からの出題が減少してますが、その反面、出題が復活する可能性もあります。

京大・阪大では出題されず、名大・九大では減少しています。

新しい物質を発見し続ける限り、無機化学は無くならないと考えれば警戒する必要があります。

過去に横浜市立大のような理科系大学では無機化学の論述が頻出していました。

今年の問題では新傾向はありませんが、過去新傾向問題を使って思考力を鍛えてください。

1人では難しいならそれに精通している当校で鍛える事も可能です。